こんにちは、船岡院の相澤です。
今回は野球肩についてお話をさせていただきます。
船岡院は仙台大学が近いということもあり、運動をしている学生が多く来院されています。
その中でも野球部の学生が多く来院されていて野球肩になってしまっている学生が多いです。
よく野球をされている方は【野球肩】という言葉を耳にすると思います。
野球肩ってなに??という方もいると思いますので軽く説明させていただきます。
野球肩とは投球動作によって肩関節に痛みが出る、肩関節障害の総称です。
人によって症状・原因はさまざまですが今日はその中でインピンジメント症候群と呼ばれるものについて少し紹介していきます。
インピンジメント症候群とは肩関節の中に腱や滑液包というものが挟まり痛みが出る状態のことを言います。
《インピンジメント》とは挟まる・衝突という意味があるみたいです。
インピンジメント症候群の方は正常な状態の方に比べて肩関節の隙間が狭くなることによって腱や滑液包が挟まってしまいます。
野球肩の学生を治療していくに当たり、最初に関節の可動域や肩関節に関与する骨の位置を左右でチェックしていきます。そうすると90%以上の学生が腕(上腕骨)が内側に捻じれ、肩甲骨が外側に移動してしまっています。その事により肩関節の隙間がせまくなってしまっています。
投球動作を繰り返し行うことで、大胸筋や広背筋といった筋肉の緊張が強くなり痛みの原因となります。
インピンジメント症候群の場合、肩関節内の組織や周りの組織に損傷がない場合、周りの筋肉を緊張を取り関節の隙間を広げることで症状が改善します。
最後に自分でもできるセルフケアを紹介します。
大胸筋ストレッチ
- 猫背気味の姿勢のまま、手のひらと腕がべったり壁につくようにします。
- 次に手のひらと腕を壁につけたまま、姿勢を伸ばしていきます。(胸を張るような感じ)
- その状態を維持しながら深呼吸をしていき、息を吐く際に少しずつ姿勢を伸ばします。
これを5回程度繰り返して下さい。
広背筋ストレッチ
- 腕をまっすぐになるように上げていきます。
- 次に斜め前45度の方に腕を伸ばします。
- そうしたら腕を伸ばした方向と逆にお尻を移動します。
わき腹から背中にかけて伸びるようにします。ここで5秒から10秒キープしてください。
このストレッチは野球肩の防止になります。是非やってみて下さいね!!
痛みがでていてストレッチの態勢をとれないという方は無理してやらないでまず治療を受けることをお勧めします。
船岡院では皆さんが思う存分スポーツできるように全力でサポートさせていただきます。
お困りの事がありましたら気軽にご相談下さい(^O^)
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